DNSを変更することで、インターネットの速度や安定性が向上し、フォートナイトなどのオンラインゲームの接続問題が改善されることがあります。しかし、「DNSって何?」「どうやって変更するの?」と疑問に思う方も多いでしょう。この記事では、初めての方でも迷わずできるように、DNSの基本から設定変更の手順までステップ形式で解説します!
Table of Contents
1. そもそもDNSとは?
DNS(Domain Name System)は、インターネット上で「住所」にあたるシステムです。
📝 DNSの役割
例えば、「www.google.com」というURLを入力すると、DNSが「GoogleのサーバーのIPアドレス(172.217.161.206 など)」を探して接続してくれます。これがないと、インターネットは機能しません。
2. なぜDNSを変更するのか?
インターネットが遅い、ログインできない、特定のサイトにつながらない…そんな時、DNSを変更することで問題が解決する場合があります。
🛠 DNSを変更すると改善できること
✅ インターネットの速度向上(ISPのDNSより速い場合がある)
✅ オンラインゲームの遅延(ラグ)が減る(特にフォートナイトなど)
✅ 特定のサイトへのアクセスが改善される
✅ セキュリティを強化できる(フィッシングサイトをブロックするDNSあり)
3. DNS変更の前に確認すべきこと
DNSを変更する前に、まずは以下の点をチェックしましょう。
☑ ルーターやモデムを再起動(一時的なネットワークエラーを解決できる)
☑ 他のデバイスでも同じ問題が起きているか確認
☑ プロバイダーの障害情報を確認(公式サイトやTwitterでチェック)
💡 これらを試しても改善しない場合、DNSの変更を検討しましょう。
4. DNSの変更手順(デバイス別)
DNSの設定は、「ルーター側で変更」する方法と「PC・スマホごとに変更」する方法の2通りがあります。
どちらでもOKですが、ルーターで設定すると、家のすべてのデバイスに適用されます。
🖥 4-1. ルーターのDNSを変更する方法(おすすめ)
ルーターでDNSを変更すると、自宅のWi-Fiに接続するすべての端末(PC、スマホ、ゲーム機など)に適用されます。
✅ 手順
- ルーターの管理画面にログイン(ブラウザで
192.168.1.1
または192.168.0.1
を開く) - ログインIDとパスワードを入力(契約時の書類に記載あり)
- 「インターネット設定」または「DNS設定」メニューを開く
- 手動でDNSを入力(契約しているISPの代替DNSを設定する)
- 設定を保存し、ルーターを再起動する
💡 ルーターによって設定画面が異なるため、詳しくは契約しているプロバイダーの公式サイトを確認してください。
💻 4-2. Windows PC のDNSを変更する方法
✅ 手順
- 「設定」アプリを開く(
Windowsキー + I
) - 「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi(またはイーサネット)」を選択
- 「IP設定の編集」→「手動」→「DNS設定を変更」
- 契約しているISPの代替DNSを入力(Google DNSなども可)
- 設定を保存し、PCを再起動する
📱 4-3. スマートフォン(iPhone/Android)でDNSを変更する方法
iPhone(iOS)の場合
- 「設定」→「Wi-Fi」→ 接続中のネットワークを選択
- 「DNSを設定」→「手動」に変更
- 契約しているISPの代替DNSを入力
- 保存し、Wi-Fiを再接続
Androidの場合
- 「設定」→「Wi-Fi」→「ネットワークの詳細設定」
- 「IP設定」→「静的」に変更
- 「DNS1」と「DNS2」に契約しているISPの代替DNSを入力
- 保存し、Wi-Fiを再接続
🎮 4-4. Nintendo Switch / PS5 / Xbox のDNSを変更する方法
DNSを変更すると、フォートナイトや他のオンラインゲームの接続が改善することがあります。
✅ 手順(Switchの場合)
- 「設定」→「インターネット」→「接続中のWi-Fiを選択」
- 「DNS設定」を「手動」に変更
- 契約しているISPの代替DNSを入力
- 保存し、ネットワークを再接続
PS5やXboxでも、同様に「ネットワーク設定」→「DNS設定」から変更できます。
5. どのDNSを設定すればよい?
DNSには、契約しているプロバイダー(ISP)が提供するDNSと、パブリックDNS(Google DNS、Cloudflare DNSなど) があります。
🔹 まずは契約しているISP(プロバイダ)の代替DNSを試す
プロバイダーのDNS一覧はこちら
ISP | 優先DNS | 代替DNS |
---|---|---|
NTTコミュニケーションズ(OCN) | 210.139.253.243 | 210.139.253.242 |
KDDI(auひかり) | 61.202.192.1 | 61.202.192.2 |
SoftBank(Yahoo! BB) | 202.93.64.18 | 202.93.64.19 |
BIGLOBE | 133.205.14.2 | 133.205.14.4 |
ASAHIネット | 202.224.32.1 | 202.224.32.2 |
So-net(ソニーネットワークコミュニケーションズ) | 202.238.95.82 | 202.238.95.83 |
Plala(ぷらら) | 202.96.64.68 | 202.96.69.38 |
IIJ(インターネットイニシアティブ) | 210.130.1.1 | 210.130.1.2 |
@nifty | 202.248.37.74 | 202.248.37.75 |
楽天ひかり | 202.216.224.10 | 202.216.228.10 |
VECTANT(アルテリア・ネットワークス) | 203.141.128.35 | 203.141.129.36 |
🔹 それでも改善しない場合、パブリックDNSを試す
DNSプロバイダー | 優先DNS | 代替DNS | 特徴 |
---|---|---|---|
Google DNS | 8.8.8.8 | 8.8.4.4 | 高速で信頼性が高い |
Cloudflare DNS | 1.1.1.1 | 1.0.0.1 | 低遅延・プライバシー保護 |
Quad9 DNS | 9.9.9.9 | 149.112.112.112 | セキュリティ強化 |
OpenDNS | 208.67.222.222 | 208.67.220.220 | フィルタリング機能あり |
6. まとめ
🔹 DNSを変更すると、インターネットの速度向上や接続問題の解決が期待できる
🔹 まずはプロバイダーの代替DNSを試し、次にパブリックDNSを検討する
🔹 ルーターで設定すると、家中のデバイスに適用されて便利
🔹 DNSの変更は、オンラインゲームやストリーミングサービスの安定化にも役立つ
💡 困ったときは、DNS設定をリセットして「自動取得」に戻すと元に戻せます!